<   2006年 09月 ( 4 )   > この月の画像一覧
プライスコレクション~伊藤若冲~
京都の平安神宮内にある美術館で開催されている、「プライスコレクション」を
見に行ってきました。
アメリカ人のコレクター、プライス氏が所有する日本絵画を公開した
展覧会だったのですが、どれもこれも素晴らしい逸品ばかりでした。

私が一番度肝を抜かれたのが、やはり今注目を浴びている
江戸時代のアーティスト、伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)による作品でした。
”エキセントリック”と言われる若冲のアートは、現代アートに通じる
ものがあり、構図、技法、色彩など、その時代のほかの絵師に比べ
異彩を放っていました。

e0037061_22411846.jpg


宇多田ヒカルの「サクラドロップス」のPVにもワンシーンで登場する
この、「鳥獣花木図屏風」という屏風絵ですが(実物はかなり大きい)
あらびっくり。近づいて見るとドットのように細かい正方形で絵が構成されてる!!

e0037061_22532178.jpg

パソコンのない時代に描かれたこのドット絵、
「枡目画(ますめが)」という技法によるものですが、この時代にこの作品は
ありえない・・・。

若冲は、裕福な家庭に育ち、江戸時代の「ニート」だったそうで
20代になって初めて絵に目覚めた遅咲きの人だったんですが、
さすが金持ちの成せる技、名画をお金で借りあさっては模写をして
自分の技術に取り入れていたようです。

他にも彼の作品はいくつかありましたが、どれもこれも「本当に江戸時代?!」
というような現代アート的な作品ばかりで、時代を超越した若冲の才能を
感じさせられました。


無駄のないメリハリのきいた筆さばきと、構図。
センスのよさが光ります。

e0037061_2312076.jpg
e0037061_23201935.jpg
e0037061_2318713.jpg
e0037061_23153627.jpg















■伊藤若冲と江戸絵画展
[PR]
by maiko_ihara | 2006-09-24 23:23
言葉にできない
久しぶりに動物園にいってきました。
暑さで動物はみんなバテバテ。 

人気モノのパンダもなぜか見物客のほうにずっと背を向けたまま。
ぐずる子供をあやすパパたちのほうが、よっぽど
愛嬌のあるパンダのようでした。

でも生の動物たちを見れて楽しかった♪

e0037061_1253469.jpg


↓悲しくも、笑えます。

■言葉にできない

[PR]
by maiko_ihara | 2006-09-17 01:28
TOKYO
先日、ロンドン大学の院を卒業してビザの更新をしに日本に帰ってきた友人と会い、
六本木や麻布のあたりを二人で散歩しました。
一度は、ロンドンの生活に嫌気がさし私に「日本に帰る」と真剣な顔をして話した
友人が見違えるほどにロンドン生活を楽しんでいる様子。
ワケを聞くと「彼氏ができた」とのこと。
tower hill の 1LDKほどの部屋(カウンシルフラット)に二人で住んでいるようで、
1年前とは違い、心底楽しんでしるみたいでした。
「それで1年ロンドン生活を延長するんだ」

3年半働いた大手雑誌編集社でのキャリアを捨て、イギリスに渡り
フラットの問題やアルバイト先の会社の大幅なリストラ、両親からの反対や
ひったくり事件などにめげずにロンドンに居続ける彼女の勇ましい姿に、
励まされたと同時に、1年で日本に戻ってしまった自分の選択が本当に
よかったのかどうかまた悩んでしまいました。

e0037061_0484450.jpg

写真は六本木ヒルズのシティビューから見た東京の夜景
同じ、”都市”ロンドンとは対照的に煌々と明かりのつく東京の夜。「豊かな町」はどっち
なんでしょ・・・??
[PR]
by maiko_ihara | 2006-09-11 01:15
大人の為の大人の映画
最近、なんとなく自分のブログが映画とか音楽とか芸能人ネタとかそんなものにばっかり
偏ってるな~としみじみ感じています(苦笑)
もっと世間のこと勉強しなきゃな~なんて思ったりするんですがやっぱり今回もつい
先日見たDVDの話(またかよ)
イギリスの匂いがすっかり消えて、少しさびしくなったので借りてみました。
どちらも、良質なイギリス映画です。

『日の名残り』

イギリスに7年住んでいた今年40になる友人から薦められて借りた作品。
大人のための映画です。
この作品の原作は、カズオ・イシグロという日本人なんですが純粋なイギリス映画で
なんといっても主演は、アンソニー・ホプキンス エマ・トンプソンとハズすはずのない
豪華なコンビ。アカデミー賞作品「ハワーズ・エンド」のスタッフが手がけているので
ストーリ、映像は本当に素晴らしいです。
私がこの作品を見て感動したのは、アンソニー・ホプキンス演じる英国名門家に
一生をささげる執事の生き方。
職務に忠実すぎて、芽生えた恋をも自ら断ち切ってしまうそのストイックさが
見ている側からすると悲しくもあり、逆に美しくも感じられます。
毎朝、早朝に主(あるじ)のために新聞にアイロンをかけるシーンは
とても印象深いものでした。
上流階級の上品な雰囲気を味わいたいときにおすすめです。

『プライドと偏見』

イギリスでは言わずと知れた古典文学作品、「高慢と偏見」を
映画化したもの。イギリスの歴史的文化が色濃く反映されています。
主演は、キーラ・ナイトレイ。
配役もあるんでしょうが、パイレーツ・オブ・カリビアンのときの女優?!と
思うくらいにこの映画では、キーラの美しさが際立ってみえます。

19世紀のイギリスを舞台に、地位の低かった田舎者女性たちと資産家との恋愛を
描いているのですが、ガックリくるほどこの時代の女性たちは結婚がすべて!だった
ようです。結婚=仕事 のような。
売れ残った女性たちの価値はホームレスも同然。
イギリスの階級社会の陰と陽を描いています。
ストーリー展開はとてもロマンチックでした。よくあるラブストーリーですが
それ以上にイギリスの文化を感じさせられました。

美しい田園風景と豪邸と19世紀のイギリス恋愛事情が知れるので
おすすめです。

e0037061_1143163.jpg

コッツウォルズ地方バイブリー/アーリントンロー
[PR]
by maiko_ihara | 2006-09-03 02:08 | United Kingdom